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戸田奈津子さん

ちょっと、せっかくだから、字幕っちゅーカテゴリも作ってみる
ことにしました。

で。
その1話目として、戸田奈津子さんに関する私見を書いてみたい
と思います。

戸田さんの訳が好き、嫌い、というのは私には論議することそのものが
まったく無意味のように思えています。なので、ここではそういう話は無しとして。
というのは、言葉、というのは、人がその言葉を選んだ次点で
もうそれだけで、個人的な好み、に「選択されている」ものだと思っているので、
その次点で既に好き嫌いは決まっているはずです。
だから、出来れば好き嫌いの話はしたくない、というか、無意識のうちに
好き嫌いで「選択されている」はずだから、好きから嫌いかを論じるのは
ナンセンスかと。

その、好き嫌い、を除いて考えて。
私は、戸田さんの訳は、やはり素晴らしいと思っています。

忘れもしない「羊たちの沈黙」での、戸田さんの訳。
実は「モノ申す!!!!」と思って忘れられない一言があるのです。
字幕では「地図に円があるところ」(が死体が発見されたところ)
となっていました。(円、には、マル、とルビがふられていました)
当時、私は、高校生か大学生だったかな~。
「地図にマルがあるところ」として欲しかったと思ったのです。

戸田さんの「円」は、画面ときちんと呼応していて、この字幕の直後に
地図をマルで囲った映像が出てくるのです。
そこで「あーなるほど」と思いました。
でも。あたしは、ここで字幕を読んでいてひっかかったのです。
「ちずにえんがあるところ???」
私の言葉の感覚では、「円」は「\」に直結したからなのです。
「マル」って書いた方がよくね?って思ったのです。

この時から、「あたし、やっぱり字幕やりたい!!!」と再認識。
「言葉って、ホント難しい」って。
恐らく、「\」ではなくて、「サークル」と考える人が、きっと多いのだと
思います。戸田さんは、そこを取ったのだと思いました。

また、よく言われていることですが。
「あの字幕、全く英語とズレてんじゃん!」
これは。これは。。。。。
気持ちは分かります。日本語も英語も理解できる人なら、尚更
こう思うはずです。
でもね、字幕には字数の制限があります。
これが、やってみたら分かる!字数の制限がある中で、英語の
意図するところを日本語にすることがどんなに難しいことか!!!!
「それがおめーらの仕事だろーが!」と言われることと思います。
はい。そのとおりです。
でもね。一回やってみて。ホント難しいよ。

戸田さんの訳は、常に、「英語の意図するところ」と
「日本人の感覚で理解できるところ」、のギリギリのラインを
字数制限の中で取っていると、私は思います。

なので、やっぱり
「戸田さんの訳、そして彼女が翻訳業界で担うことになってしまった
全て」に関して、トータルで、やっぱり戸田さんは素晴らしい第一人者
と、思っています。
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2009.11.10(Tue) | 字幕 | cm(0) | tb(0) |

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